エアコン取り外したら、取り付け業者のひどい施工が明らかに。

こんにちは、ACシステムです。

皆さんは花粉、大丈夫ですか？私は数年前から花粉症が和らぎ（体質が変わった？）、今ではちょっと目がかゆい程度でおさまっています。数年前は鼻を詰まらせながら、くしゃみしながらののエアコン工事だったので結構辛かった記憶があります。今はより集中して作業できるので最高です。

さて、今回はエアコンを取り外したら・・・・というお話です。

「お客さんには見えないから」でいいのか

ホームページよりエアコン取り外しのご依頼をいただき先日作業してきました。

現場に到着し、室外機につながっていると配管を見ると化粧テープが巻かれていませんでした。この時点で「ん？」とは思ったのですが、エアコン使用する上では特に問題ないところではあるので、私がそんなにきにするところではないものでした。しかし、その違和感は作業をすすめていくと確信に・・・

配管を取り外そうと室内機を持ち上げると・・・・

室内機裏で接続されている配管が全く断熱されていません。

このエアコンは前の家から引越し時に移設してきたそうですが、ボロボロになった断熱材が適当にテープでとめられていました。能力の小さなエアコンかつ、長時間運転する部屋でもなかったようなので結露による水漏れはなかったそうですが、リビングにつける能力の大きなエアコンがこのような施工の場合、長時間運転すれば結露水が垂れていたことでしょう。

取り付けてしまえば問題が起きない限りお客様はこの実態を知ることはありません。この業者は断熱材を持っていなかったのでしょうか？それとも単純に材料費をケチったのでしょうか・・・？

さらに、電線も途中でコネクタ接続されていました（写真撮り忘れ）。

エアコン移設時は依頼先に要注意

特にですが、引越しに伴うエアコン工事では下請け業者が多くいます。孫請け、玄孫請なども存在し、お客様のわからないところでそのような下請け業者が派遣されることもあります。

下請け業者は低単価での請負なので、１件１件に時間も材料費もかけていられないのが現実。元請けから5000円しかもらえないの1台の設置に2時間もかけて工事していたら割に合いません。
では、どうなるかというと、

・最低限の作業で済ます
・法外な追加費用（配管交換代など）をお客様に直接請求する

このどちらかになるパターンがほとんどです。結果的に被害を受けるのはお客様です。

ちなみに家電量販店などではその信用性から協力工事業者はある程度選定されていますが、それでも夏場は職人が足りず、１次請の協力業者の下請け業者（2次、３次請）が現場に投入されます。ここまでくると家電量販店側も管理しきれずに、ちょっとだけ研修的なものを受けた者による施工も散見されます。

家電量販店でもそんな感じなので、引越会社のエアコン移設工事はもっとひどいです。

家電量販店ほど管理もされておらず、引越会社自体も「マージン料だけもらえればいい」みたいなスタンスなのでエアコン工事で何か問題があっても「工事をした業者に聞いてくれ」ということも多いようですね。

エアコン移設に関しては施工的な問題や費用的な問題が起きる確率も上がるので、引越前から色々と調べて業者を選んだ方がいいでしょう。

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