柱・筋交（ダブル）・戸袋、3つ干渉でのエアコン取り付け

こんにちは、ACシステムです。

簡単そうに見えて本当に簡単な現場もあれば、そうではない現場もある！

ということで今回は後者の工事のご紹介をします。

穴あけ位置、どうしましょ

中古エアコンの取り付け依頼をいただき作業してきました。

取り付ける部屋は戸建２階。築年数は経っていますがエアコンを設置されてこなかったようで配管を通す穴が壁に開いていないのでまずは穴あけ作業から始めます。

一見、特に問題ないように思っていましたがいざ、穴あけ前の調査をするとそんなことありませんでした。

筋交いが左右両方に（通称・ダブル）、だからエアコン設置位置を少し下げて柱と筋交いの間のスペースに穴あけしようにも外側のその位置には戸袋が・・・戸袋よりも穴を上にしようとすると室内機位置が天井ギリギリかつ筋交いも柱もギリギリに・・・でもこのギリギリを狙わないとエアコンをおさめられない・・・ってことでミリ単位で測りながらの作業からスタートとなりました。

穴の奥の見えているのが柱、写ってはいませんが穴の右スレスレに左上から下りてきている筋交いが通っています。

室内機を取り付けた後↑。こんな感じで上もいっぱいいっぱい。

外は戸袋の立ち上がりから0.5mmくらい高いところに配管穴の下っ端がきました。ドレンも問題ありません。「戸袋の立ち上がりさえなければ・・・・」と思ってしまいます。

エアコンの仕様書（据付説明書）的には「上下左右5cmスペースを取ること」とされていますが、このような現場ではこのように施工するしかありません。ほとんどの人にとって「上下左右5cmスペースを取ること」よりも「エアコンがある生活」の方が優先度ははるかに高いはずですからね。

最近のエアコンは色々な機能がついてデザイン的にも「ん？」ってものもありますが、そんなこと家づくりにはほぼ反映されていないので昔より「取り付け不可」ってケースも増えてるんじゃないかなーって思います（機種選定は重要）。リビングエアコンの重量はかなり重くなっているのに家の壁には下地がないってパターンはわかりやすい例の一つかと思います。

そんなこんなで多少時間はかかったものの、作業完了。他業者が取り外した中古エアコンでしたが冷たい風も出てきて一安心でした。

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