取り外しが適当だと取り付けに問題が出ます
お客様がインターネットで購入された中古エアコンや、引越し時に他業者にて取り外したエアコンの取り付け工事の依頼をいただくこともよくあります。しかし、中には適切に取り外されていないエアコンにあたることも珍しくありません。
必要な部品がなかったり、損傷していたり・・・工事できずに帰らざるを得なかったこともあります。これらの原因を作っているのは、「取り外し作業をした」人です。
おそらくは取り付け作業経験がほぼ(全く)ないことが原因だと思います。引越しの時に便利屋や引越し業者にエアコンの取り外しをお願いする人も多いですが、この中には取り付け経験がない人も多く、「ガスさえちゃんと回収すればいいだろう」と言う考えの人もいます。またメルカリなどの個人販売サービスの拡大もあり、不要になったエアコンを自分で適当に取り外し出品している人もいます。
必ずしもエアコン工事専門業者にエアコンの取り外しをお願いすべきだとは思いませんが、
こんな取り外しはして欲しくない
素人さんによる適当な取り外し例をいくつか紹介します。
【配管がつながったまま】
配管がエアコンから取り外されていません。配管が折れるリスクもあります。取り付け時はこのまま設置できないので配管をバラす必要がありますが、通常取り外し時に行うべき作業なので別途費用を頂戴しています。
【端子が抜けていたり、なかったり】
室内機と室外機は電線でつながっていますが、その電線をつなぐ端子が機器から取り外されていたり、最悪の場合紛失されていたりすることがあります。
取り外しを依頼する時の注意点
業者でも知り合いでもいいですが、エアコンの取り外しを頼むときは取り付けもある程度経験がある人かどうか確認した方がいいでしょう。撤去処分するエアコンならいいですが、また使うエアコンなら尚更です。
もし適切に作業されていなくても業者依頼の場合なら保証請求などできるかもしれませんが、知人や家族の場合にはそれも難しいと思います。適切に取り外すことができないのなら手を出すべき作業ではありません。
これからエアコン取り外し作業が必要という方は参考にしてください。