素人が取外したエアコンは取り付けたくない?業者の本音。

こんにちは。先日、以下のような内容の問合せがありました。

「自分で取り外したエアコンを設置してほしいんだけど、他の業者で断られてしまった。設置してもらえないか?」 とのこと。

お問い合わせいただいたお客様は別にエアコン工事の経験もなく、ただサイトを見てエアコンを取り外したとのことです(ガスの回収はちゃんとやった)。

業者の本音としては「設置後に問題が発覚したら責任はすべて業者になるから、なるべく手を出したくない。」 です。

比較的簡単なエアコン取り外し工事ですが、経験や知識の乏しい方が行った場合には適切に行われていないケースがあります(修理が必要な中古エアコンは市場に出回っているのも事実です)。外見で判断できればまだマシですが、ガス不足や配管内部のゴミ(混入物)はエアコンを設置してからでないとわかりません。

もし、内部に不純物があり、取り付け数日後にエアコンが壊れたとなったらだれの責任?となるわけです。業者にとっては非常にリスクがあるのがわかりますね。

そのリスク回避のために、そのようなエアコンの取り付けを断る業者が多いのです。

弊社がお受けする場合も、お客様または素人の方が取り外したエアコンの設置、保証対象外となる場合があります。

自分で取り外せば確かに安く済みます。しかし、数千円です。修理が必要な場合はそれ以上かかりますし、時間もかかります。専門業者へ依頼をまず第一に考えましょう。

 

中古エアコン購入時に気を付けたいこと。

「安く済ませたい」
「今のところに長い期間住む予定はない」

そのようにお考えの場合、中古エアコンという選択肢があります。

中古エアコンは主にリサイクルショップ、ネットオークション、ジモティー(地元の掲示板サイト)、で入手することができます。

2~3年落ちで定価の5~7割程度で購入できるのが一番のメリットです。しかし、やはり”中古”。安易に安いからと購入し取り付けてみたら効かない、動かない、臭いといった問題に直面する場合があります。

しかし、購入前にいくつか確認しておくことでそのような問題を回避できます。

中古エアコン購入前に確認しておくこと。

”誰が取り外したか”

当然、中古エアコンですからどこかに設置されていたわけです。そして、必ず取り外されているわけでもあります。

エアコンは単に外取り外せばよいわけではなく、適切な取り外し方法(ポンプダウンや養生など)があります。しかし、「業者に頼むと無駄な費用がかかる」という理由で素人同然の売り主によって取り外され、売りに出されている場合があります。

適切でない場合、ガスが抜けている、配管が折れている、部品が欠けているなど取り付け不可または修理が必要なことも珍しくありません。

「専門業者が取り外しましたか?」と一言、質問して確認しておくことが大切です。

”クリーニングはしているか”

一般の人が売り主の場合のほとんどは外した状態で売りに出されており、クリーニングはしていないものと考えていいと思います。中にはペットの汚れで悪臭漂うエアコンもあります。

クリーニングをしていなくても本体価格が安く、自分で業者にクリーニングをお願いしても割に合うと思えば購入してもよいでしょう。

一方で、リサイクルショップやエアコン工事業者が直接売っている中古エアコンはクリーニング済みなものが多く比較的安心して購入できます。

”保証はあるか”

もっとも大事なのが保証です。基本的にエアコンは設置してみないと正常かどうかを判断することが難しい機械です。

冷媒ガスに不足はないか、ドレンバンが汚れておらず水が問題なく流れるか、正常に動作するか、設置前にこれらを確認してくれる業者さんなんていないと思います。

オークションの場合、ノークレームノーリターンとなっていることも多いので警戒心が必要です。

現に、「オークションで個人の人から買った」というお客さまの中古エアコン取り付け工事に行くと前述したような問題に出くわすことも少なくありません。

まとめ

安く購入できることが最大の利点である中古エアコンですが、設置工事のことまで考えて購入することが必要です。特に購入後、設置後に発覚した問題に対しての保証の有無は必ず確認しておきましょう。

もちろん、良い状態の中古エアコンも多くありますので探す価値はあると思います。

エアコン工事の際に確認しておきたいこと

工事依頼の前に確認しておきたいこと

「エアコンを買ったから業者に取り付けてもらうだけだ!」と喜んでいる方も稀にいますが、住宅の構造や状況を把握せずに業者に「取り付けお願い」と言ってもダメです。
しっかり工事内容を把握してから問い合わせをしないと工事業者も、いくらでできるか、仕事をうけられるかなど困ってしまいます。

エアコンのこと、取り付ける場所(住宅)のことを把握しましょう!

エアコンのことをメモしましょう

  • そのエアコンの型番(品番)※エアコンが手元にあるなら室内機の側面に記載あり
  • 使用電圧(100Vまたは200V)
  • 特殊機能の有無(自動掃除ロボや加湿機能)
  • 年式
  • (大きさ:横幅、縦幅)

取り付け現場(住宅)について把握すしましょう

  • 室内機取り付け予定の場所付近にスリーブ(直径65mm程度の穴)は開いているか(開いていないとすれば外壁の材質は?)
  • 同様の場所にエアコン専用コンセントはあるか、そのコンセント差込口はエアコンのプラグと合致するか
  • 室内機と室外機はどれくらい離れるか(配管パイプはどれくらい必要か)
  • 室内機および室外機はどこに、どのように設置する予定か
  • 室外機は容易に設置できる場所か
  • 室内または室外に配管パイプの化粧カバーの施工を希望するか
  • その他設置について希望はあるか

上記項目を確認することでエアコン設置業者とのやりとりはスムーズに進み、明確な見積りを提示してくれるはずです。つまり、工事当日のトラブルを避けられることにもつながるはずです。

もし、設置工事当日にトラブルになってしまったら

  • 「聞いている内容と違うから工事できない」と言われた。
  • 「聞いている内容と違うから追加費用がかかる」と言われた

などの状況になってしまう場合があります。どちらが悪いという判断は非常に難しいところですが(ケースバイケース)、どちらにしろ双方にメリットはありません。
話し合いで折り合いがつかない場合、お客様側は工事を断る勇気を持ちましょう(業者の方から断られる場合もあります)。
引越し時に引越し会社の請負エアコン工事業者と追加費用について揉めたというお客様も多いですが、断る勇気がなかったために相場より高い追加費用を払ってしまったというお客様も少なくありません。

注意点としては、業者側も工事の都合上、正当な理由があるため、施工可否の判断や追加費用請求を行っている場合が大半です(一部の悪質業者には注意)。
お客様が納得できないことはしっかり説明してもらってからの判断が必要です。

初めてのエアコン工事は特に前述の項目を確認の上、設置業者に相談、見積りをお願いしましょう。