移設するべきではない!?エアコンの寿命から考える

早いもので1月も中旬になりもうすぐ引っ越しシーズンだなと毎年思います。
みなさまの中にも会社での異動や入社、入学、退学など様々な理由で引越しされる方もいるでしょう。

先日、異動に伴いエアコンを移設したいということであるお客様よりご相談をお受けました。
現在の住まいには10年ほど住み、その際のエアコンは前の住宅から移設してきたもので最初に設置されてから13年近く経っているとのことですが、効きは特に問題なく、まだ使えそうとのことです。

しかし、10年近く経過したエアコンの移設はおすすめできません!

エアコンの寿命はメーカーより10年とされており(標準使用で)、買い替えの目安とされています。もちろん、20年近く問題なく動作するエアコンもありますが、数年で壊れるエアコンもあります。こればっかりは”機械の特性”または”運”という他ありません。

10年以上経ったときの1番の問題点は、壊れた時の修理部品がない可能性があることです。
メーカーの部品保有期間は9~10年のため、基盤等の故障の際は修理不可というケースが非常に多いので必然的に買い替えとなります。

13年経過したエアコンを20,000円弱かけて移設してすぐ壊れたら(可能性は高い)その工事費用が無駄になってしまいますよね。ましてや6畳用の新品エアコンがその工事費用+30,000円くらいで買える時代です。また、2~3年落ちの中古エアコンなら程度も悪くないものが安くネットで購入できます。

長い目で考えた場合、10年近く使用したエアコンは処分して新しいエアコンにした方が良いかと思います。
上記の内容をお客様に伝えたところ、今回の移設は考えるとのご判断でした。

意外と10年~20年近く経過したエアコンの移設を考えるお客様も多く、その理由は「まだ動くから」がほとんどです。しかし、さすがに20年近いエアコンの移設工事に関しては取り付けをお断りせざるを得ませんので、取り外し・処分をおすすめしております。

引越し時のエアコン移設の判断の参考になればと思います。

エアコン工事の際に確認しておきたいこと

工事依頼の前に確認しておきたいこと

「エアコンを買ったから業者に取り付けてもらうだけだ!」と喜んでいる方も稀にいますが、住宅の構造や状況を把握せずに業者に「取り付けお願い」と言ってもダメです。
しっかり工事内容を把握してから問い合わせをしないと工事業者も、いくらでできるか、仕事をうけられるかなど困ってしまいます。

エアコンのこと、取り付ける場所(住宅)のことを把握しましょう!

エアコンのことをメモしましょう

  • そのエアコンの型番(品番)※エアコンが手元にあるなら室内機の側面に記載あり
  • 使用電圧(100Vまたは200V)
  • 特殊機能の有無(自動掃除ロボや加湿機能)
  • 年式
  • (大きさ:横幅、縦幅)

取り付け現場(住宅)について把握すしましょう

  • 室内機取り付け予定の場所付近にスリーブ(直径65mm程度の穴)は開いているか(開いていないとすれば外壁の材質は?)
  • 同様の場所にエアコン専用コンセントはあるか、そのコンセント差込口はエアコンのプラグと合致するか
  • 室内機と室外機はどれくらい離れるか(配管パイプはどれくらい必要か)
  • 室内機および室外機はどこに、どのように設置する予定か
  • 室外機は容易に設置できる場所か
  • 室内または室外に配管パイプの化粧カバーの施工を希望するか
  • その他設置について希望はあるか

上記項目を確認することでエアコン設置業者とのやりとりはスムーズに進み、明確な見積りを提示してくれるはずです。つまり、工事当日のトラブルを避けられることにもつながるはずです。

もし、設置工事当日にトラブルになってしまったら

  • 「聞いている内容と違うから工事できない」と言われた。
  • 「聞いている内容と違うから追加費用がかかる」と言われた

などの状況になってしまう場合があります。どちらが悪いという判断は非常に難しいところですが(ケースバイケース)、どちらにしろ双方にメリットはありません。
話し合いで折り合いがつかない場合、お客様側は工事を断る勇気を持ちましょう(業者の方から断られる場合もあります)。
引越し時に引越し会社の請負エアコン工事業者と追加費用について揉めたというお客様も多いですが、断る勇気がなかったために相場より高い追加費用を払ってしまったというお客様も少なくありません。

注意点としては、業者側も工事の都合上、正当な理由があるため、施工可否の判断や追加費用請求を行っている場合が大半です(一部の悪質業者には注意)。
お客様が納得できないことはしっかり説明してもらってからの判断が必要です。

初めてのエアコン工事は特に前述の項目を確認の上、設置業者に相談、見積りをお願いしましょう。